メルカリではここ数年に「まとめ買い機能」という機能が実装されました。元々、まとめ買いがしたいときはコメントで欲しい商品と価格を提示して交渉する必要があったため、結構手間だったんですよね。
また、相手にまとめ買いのコメントを送るのも緊張しますし、連絡がいつまでたっても来なく気が気でないなど、ストレスになる事もしばしば。
そんなまとめ買いに便利な、まとめ買い機能が登場したことで、ストレスなく更にメルカリが使いやすくなったと言えるでしょう。
しかしメリットだけでなく、デメリットもあるのがまとめ買い機能です。
本記事ではそんなまとめ買い機能について、使い方やメリット・デメリットを出品者・購入者それぞれの目線で解説します。是非参考にしてください。
メルカリの「まとめ買い」機能とは?
メルカリのまとめ買い機能とは、同じ出品者が出品している商品を複数同時に購入したいと依頼を送る機能です。
一度に依頼できるのは2点~10点までになります。
まとめ買いをすることで出品者は送料を安くできますし、購入者は一つ一つ購入しなくても、まとめて一つのページでやり取りが出来ます。
また元々まとめ買いの文化はあったのですが、相手にコメントを送って値段を話し合って新たにページを設定して、とかなり手間でした。
その手間を公式がすっきりさせたのが、今回紹介する「まとめ買い機能」です。
使い方もわかりやすいため、是非使っていきたい機能であると言えるでしょう。
出品者視点のまとめ買い機能の使い方
続いて、出品者向けにまとめ買い機能の使い方を解説していきます。
それぞれくわしく見ていきましょう。
まとめ買いの依頼が来るまで待つ
まずは、まとめ買いの依頼が来るまで待ちましょう。
まとめ買い機能は、こちらから提供することはできませんので、相手から依頼が来るまで待つ必要があります。
まとめ買い機能を使ってほしい場合は、商品紹介に「まとめ買い機能対応しています」など書いておくと効果的でしょう。
依頼が来たら期限までに返答する
商品を購入したい方からまとめ買い機能の依頼が来たら、24時間以内にまとめ買いを許可するかの選択をする必要があります。
もちろん内容に満足しなかった場合は否認しても構いません。満足する場合のみ承認するといいでしょう。
また、24時間以内に連絡をしなかった場合は自動的に拒否したことになりますが、出品者としての信頼が落ちるため、必ず自身で承認・拒否の選択をするようにしましょう。
まとめ買いページの確認をする
まとめ買いの内容に納得したら、まとめ買い依頼を承認しましょう。
またその際、必ず金額と内容を再度チェックすることをおすすめします。
特に金額について、長い間売れていないものであれば、相場が変化している可能性がありますので、高く売りたい場合は確認しておくと良いでしょう。
相場より大幅に安く設定されている場合は、否認するのも手になります。
発送方法についても、すべて込みで送れるか確認しておくこともおすすめします。
まとめ買いページが売れたら梱包し発送する
まとめ買いページが売れたら、そこからは通常の取引と変わらず進んでいきます。
商品を梱包して発送するようにしましょう。
相手が受け取り、お互いに評価が済めば取引は終了です。
購入者視点のまとめ買い機能の使い方
続いて、購入者視点からまとめ買い機能の使い方を紹介します。
是非参考にしてください。
まとめ買いを依頼する
まずは、まとめ買いをしたい商品を見つけて、まとめ買いを依頼します。
依頼の方法はとても簡単です。詳しくは以下の通りになります。
- 商品詳細・プロフィールページどちらかに行く
- 「まとめ買いをお願いする」ボタンを押す
- まとめ買いしたい商品を選び、希望金額を設定する
また、選べるのは2点~10点までとなります。
そして「食品カテゴリー」「スマートフォン本体カテゴリー」「梱包・発送たのメル便指定商品」は選ぶことができません。
予め覚えておくようにしましょう。
出品者からの返答を待つ
まとめ買いを依頼したら、相手からの返答を待ちます。
24時間以内に返答が来ますので、気長に待つようにしましょう。
また、提案中にまとめ買い対象の商品が売れてしまった場合は、まとめ買い依頼が否認となりますので、覚えておくと良いでしょう。
依頼が成立されたら該当ページから購入する
相手からの連絡はお知らせに届きます。成立しなかった場合も届きますので、どちらにせよお知らせを待つと良いでしょう。
また、依頼が成立した場合、お知らせからまとめ買い用のページへと飛ぶことができます。
問題が無ければそのまま購入することで、まとめ買いは完了です。
【出品者】まとめ買い機能のメリット
続いて、出品者目線からまとめ買い機能のメリットについて解説します。
是非参考にしてください。
自動的にまとめ買いページが作成される
出品者目線のまとめ買い機能のメリットとして「自動的にまとめ買いページが作成される」点が挙げられます。
以前は相手からまとめ買いの依頼コメントが来た時、自分で新しいページを作り画像を乗せて金額を決める必要がありました。
しかしまとめ買い機能を利用すれば、全て自動で作成してくれる為、大幅に出品者の手間が省かれていいます。
自動的にまとめ買いページが作成される点については、手間が省ける非常に強いメリットであると言えます。
送料を節約できる
出品者目線のまとめ買い機能のメリットとして「送料を節約できる」点が挙げられます。
本来であれば単品ごとに送料がかかりますが、まとめて梱包し送ることで、かなり送料の節約が可能なのです。
比較的安価で送れる83円の普通郵便でも、10個送るとなると830円掛かります。
まとめ買いしてもらえたら、最安値の場合83円で送れるため、およそ747円の節約になります。
非常にありがたいことは言うまでもありません。
とはいえ、まとめ買いの商品が同じ大きさで、まとめて同じ送料で送ることができるかは組み合わせによりますので、せっかくなら送料で得をする発送方法を選ぶと良いでしょう。
コメント対応をしなくてもいい
出品者目線のまとめ買い機能のメリットとして「コメント対応をしなくてもいい」点が挙げられます。
以前のまとめ買いは、購入したい人とコメントで話し合う必要もありました。
また値段の相談は中々難しく、人によってはトラブルに発展するようなこともあったでしょう。
しかしまとめ買い機能では、コメントのやり取り無しでまとめ買い依頼が届く上、希望の値段も送られてくるため、面倒なコメントのやり取りが不要です。
したがって、手間がなくなりストレスも掛からないため、出品者にとってはかなりのメリットであると言えるでしょう。
【購入者】まとめ買い機能のメリット
続いて購入者目線から、まとめ買い機能のメリットについて見ていきます。
是非参考にしてくださいね。
コメントなしでまとめ買い希望を送れる
購入者目線の、まとめ買い機能のメリットとして「コメントなしでまとめ買い希望を送れる」点が挙げられます。
まとめ買いをする上でネックなのは、やはりまとめ買い希望のコメントを送る事でしょう。
スムーズに進むことも多いですが、話し合いがうまくいかなかったり、そもそも返事すら貰えず終了することもあります。
しかしまとめ買い機能を使うことで、少なくとも24時間以内には結果が出るため、コメントを送る必要もなくとんとん拍子で話が進みます。
まとめ買い機能は購入者にとっても非常にメリットある機能と言えるでしょう。
欲しい商品の名称などをまとめる必要が無い
購入者目線の、まとめ買い機能のメリットとして「欲しい商品の名称などをまとめる必要が無い」点が挙げられます。
以前にまとめ買いをしたい時は、商品名を一つ一つ覚えて、コメントで入力し交渉する必要がありました。
しかしこれが意外とスムーズにいかず、商品名を間違えていて再度入力になったり、値段交渉で揉めたり、そもそも返信すら帰ってこなかったりもしました。
このように、まとめ買いは手間のかかる方法だったのですが、まとめ買い機能が出来たことで商品名をまとめてコメントする必要がなくなったり、最大でも24時間以内に結果がわかったりとスムーズになりました。
返信にドキドキする必要がなくなったのは、非常に大きなメリットであると言えるでしょう。
【出品者】まとめ買い機能のデメリット
続いて、出品者目線のまとめ買い機能のデメリットについて解説していきます。
是非参考にしてください。
まとめ買いページは他の人も見ることが出来る
出品者目線の、まとめ買い機能のデメリットとして「まとめ買いページは他の人も見ることが出来る」点が挙げられます。
実はまとめ買い機能で作られたページは、依頼者だけでなく全ての人が見られます。
したがって、他の人に購入される可能性もあり、またコメントも可能なため、依頼者からさらに値下げ交渉をされる可能性もあるのです。
特に面倒なのが他の方にまとめ買いページを購入された場合で、メルカリのルール上先に購入された人と取引をしなくてはいけないためトラブルの元となってしまいます。
依頼者以外の人もまとめ買いページを見ることができるため、この点は覚えておいた方が良いでしょう。
まとめ買い対象商品の個別ページが公開停止になる
出品者目線の、まとめ買い機能のデメリットとして「まとめ買い対象商品の個別ページが公開停止になる」点が挙げられます。
まとめ買い機能でまとめ買いページが作られた場合、その対象となった商品ページは全て「公開停止」となります。
一見メリットなのですが、まとめ買いページの自動作成後、購入されなかった場合は公開停止になった全ての商品ページを手動で公開にする必要があるのです。
購入者の中には、気が変わって依頼後購入しない人もいます。
またいつまで経っても購入されない場合、公開停止になった期間分売れる可能性が減ることは言わずもがなでしょう。
まとめ買い対象商品の個別ページが公開停止になる事は、場合によっては非常に手間のかかるデメリットとなります。
梱包サイズオーバーになる可能性がある
出品者目線の、まとめ買い機能のデメリットとして「梱包サイズオーバーになる可能性がある」点が挙げられます。
まとめ買い依頼を承認した場合、まとめ買いページが自動的に作られますが、発送方法はそのままとなります。
したがって、梱包サイズを確認しておかないと、単品で売るより高い送料になってしまう可能性があるのです。
また、梱包サイズオーバーとなってしまった場合、購入者に発送方法の変更を連絡する必要があります。
場合によってはトラブルとなるため、まとめ買い機能でページを作る前に、必ず今の発送方法で発送が可能か発送サイズを確認しておくようにしましょう。
【購入者】まとめ買い機能のデメリット
続いて、購入者目線のまとめ買い機能のデメリットについて解説します。
是非参考にしてください。
自由な値引き交渉が出来ない
購入者目線の、まとめ買い機能のデメリットとして「自由な値引き交渉が出来ない」点が挙げられます。
現在、購入者が選択できる値段設定は「20%の割引まで」となっています。
したがって、21パーセント以上の値下げ交渉が出来ないという状況なのです。
出品者の中には「まとめ買いの場合50%オフ」であったり「まとめ買いの場合無料でお付けします」と言った出品の商品も珍しくありません。
そのため、21%以上の値下げを希望する場合は、従来通りコメントで連絡を送る他ないのです。
購入者の方は、現状20%までの値下げ交渉しかできない点はしっかり覚えておくと良いでしょう。
返事が来るまで待つ必要がある
購入者目線の、まとめ買い機能のデメリットとして「返事が来るまで待つ必要がある」点が挙げられます。
従来のまとめ買い依頼と違い、まとめ買い機能では24時間以内に結果が出ますが、それまでにまとめ買い対象商品が削除・公開停止になると依頼が破棄されてしまいます。
該当商品が売れてしまった場合でも、自動的に不成立となってしまうのです。
また、従来より結果が出るのが早く、確実になったとはいえ、最大24時間待たないといけない点はやはりデメリットであると言えるでしょう。
返事が来ているか都度スマホを確認しないといけない点は従来と変わらないため、何か画期的な機能が待ち望まれるところです。
商品内容が変更される可能性がある
購入者目線の、まとめ買い機能のデメリットとして「商品内容が変更される可能性がある」点が挙げられます。
実はまとめ買い機能で作られたページは、出品者が編集できてしまいます。
したがって、よく確認せず購入するとまとめ買いの対象商品が消されていたり、金額が変更されていたりする可能性があるのです。
自動で作成されるため、問題がないと思い込んでしまいがちですが、必ず商品内容・金額等に問題がないか確認しておく事は重要になります。
まとめ買い機能を利用する際は、この点は必ず確認しておくようにしてください。
まとめ
本記事では、メルカリのまとめ買い機能についてや、まとめ買い機能のメリット・デメリットを解説しました。
まとめ買い機能は便利な機能ではありますが、一方で解説した通り、覚えておいた方がいいメリット・デメリットがあるのも事実です。
特に21%以上の値引きの場合は、従来の方法であるコメントでの交渉でしかできません。
また、まとめ買い依頼を承認しただけでは売れたことにならないため、承認後購入されないと言った悪質なデメリットも存在していました。
まとめ買い機能を使う場合は、是非本記事を参考にして、メリット・デメリットを理解した上で上手く使うようにしてくださいね。