メルカリを利用していると、3月の下旬ごろから「学校の教科書」が売られているのを目にします。
進級したり、学校を卒業したら古い教科書は不要になりますが、メルカリで教科書って売っていいのでしょうか?
本記事では、メルカリで教科書を売ってもいいのか、その場合のメリット・デメリットなどを解説します。
是非参考にしてください。
メルカリのルール的には問題ない
結果から申し上げますと、メルカリで教科書を売ることはメルカリのルール的には問題ありません。
しかし、小学生・中学生の教科書は国が無償で支給している場合があり、それを売るのはいかがなものかという声も上がっています。
とはいえ、そうしなければゴミとして捨てることにもなり、まだ使える知識の宝庫である教科書を捨てていいのかという話にもなります。
したがって教科書を売ることは、人により感じ方が異なるという事を覚えておくと良いでしょう。
メルカリで教科書は売れているの?
メルカリで教科書は売れているのかについてですが、あまり売れていないように見受けられます。
とはいえ、教科書は時期によって売れやすさが異なる商品です。
学校の教科書が売れる時期としては、進級や進学が始まる3月~4月が最も売れやすいと言えます。
また、それ以外の時期でも、勉強したい人や教科書を紛失して困っているという人が購入することもあるでしょう。
時間がかかるかもしれませんが、出品しておく価値はあると言っていいと思います。
メルカリで教科書を売るメリット
続いて、メルカリで教科書を売るメリットについて紹介します。
是非参考にしてください。
ごみにならない
先ほども申し上げたように、教科書を売ってしまうことで「ごみにならない」というのは大きなメリットです。
教科書には様々な知識が書かれていますので、捨ててしまうのは惜しいです。
また国語や古典の教科書は読み物としても楽しめるでしょう。
これらを、例え資源ごみにでも出してしまうのは勿体ないですよね。
欲しい人が居るのであれば、ごみにならずお金にもなり、欲しい人に渡せるメルカリで教科書を売る行為は良い手段であると言えますね。
お金になる
メルカリで教科書を売ることで、お金に変えることができるのはメリットでしょう。
少額ではありますが、不要なものを売ってお金になるのは特に学生には嬉しい点ですね。
メルカリで教科書を売るデメリット
メルカリで教科書を売る場合、決して無視できないデメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
年齢・どこの学校に通っていたかがバレる
メルカリで教科書を売るデメリットとして、自分の教科書を出品する場合「年齢・どこの学校に通っていたかがバレる」可能性があります。
教科書は、たまに新たなものに変更されるため、辿っていけば古い教科書でも年代を大まかに割り出すことができます。
また、匿名配送で発送しなかった場合、住所からどこの学校に通っていたかもバレる危険があるでしょう。
したがって教科書を出品する場合は、自分や子供の教科書ではないと商品説明欄に書いておくことをおすすめします。
名前がバレるリスクがある
教科書は、多くの場合油性ペンで直接名前欄に名前を書きますよね。
そのため教科書をメルカリで売る場合、名前を消し忘れて名前がバレてしまう可能性があるのです。
特にメルカリで氏名や住所がバレたくなくて、匿名配送を使っているという方には大きな痛手となるでしょう。
また名前がバレると、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
メルカリで教科書を売る場合は、名前を消したことを確認した上で出品することをおすすめします。
悪質なユーザーに当たる可能性がある
メルカリには、稀に悪質なユーザーが存在します。
今回だと、教科書が目当てではなく「学生の持ち主が目当てで購入する」と言ったような、不純な動機のユーザーが当てはまるでしょう。
特に危険なのが、教科書の購入後取引メッセージでプライべートな事を聞いてきたり、取引後も何度も購入されたりコメントされたりと言った場合です。
住所がバレていたら、家にストーカーをしに来るなど、可能性の話ではありますが起こり得ると言えます。
特に女性の場合は注意が必要です。
犯罪に巻き込まれる可能性も否定できませんので、教科書をメルカリで売る場合はリスクを理解し、匿名配送を利用するようにしましょう。
メルカリで教科書を売る時の注意点
続いて、メルカリで教科書を売る時の注意点について解説します。
是非参考にしてください。
匿名配送を利用する
先ほどもお話しした通り、メルカリで教科書を売る時は「匿名配送」を利用するようにしましょう。
匿名配送では、氏名・住所を記載せず相手に送ることができます。したがって、相手に自分の情報を一切教えず取引することができるのです。
逆に氏名・住所を公開する発送方法だと、通っていた学校がバレたり、悪質なユーザーがストーカーしに来る可能性があります。
犯罪に巻き込まれるリスクにもなりますので、多少高くついてでも匿名配送を利用するようにしましょう。
名前は消しておく
メルカリで教科書を売る時に、最も注意しなければならないポイントとして「名前を消しておく」ことが挙げられます。
こちらの危険性は解説しましたとおり、やはり犯罪に巻き込まれたり、悪質なユーザーに付きまとわれたりする可能性があるでしょう。
せっかく匿名配送を利用していても、名前が残っていては意味がありません。
先ほどもお話しした通り、教科書をメルカリで売る場合は「名前を消してたことを確認してから」出品するようにしましょう。
何か挟んでいないか確認する
教科書をメルカリで売る場合は、教科書に何か挟んだままになっていないか確認しておきましょう。
学生時代「プリント」などを教科書に挟んだことがある人は多いかと思います。
そしてそのまま卒業してしまい、挟んだことを忘れている事もあるでしょう。
したがって、教科書に何かを挟んでいないか確認しておかないと、プリントなどが挟まれたまま発送してしまう事になるのです。
また、挟まれていたプリントに名前などの個人情報が載っていたりすると、恥ずかしいですし、悪意のある人間の手に渡ると犯罪に巻き込まれる可能性があります。
ましてや他人の個人情報が載っていた場合は、取り返しのつかないことになる可能性もありますので、教科書を出品する場合は必ず間に何か挟んでいないか注意しましょう。
教科書の状態を商品説明に書いておく
メルカリで教科書を出品する場合、必ず教科書の状態を商品説明に書いておくようにしましょう。
教科書は授業で使うため、やはり傷汚れや劣化があるでしょう。
また「マーカー」を直接教科書に使うこともあるでしょうから、そういった状態であれば書いておく必要があります。
これらを怠ると、購入者からクレームが来ることが考えられます。
ざっくりとでいいので、教科書の状態を書いておくようにしましょう。
寄付も視野に入れる
教科書は実は、団体などに寄付することが可能です。
条件はありますが、必要としている人に届けることができるため、社会貢献にもなりごみとして廃棄することにもならないため非常におすすめと言えます。
また、学校にも寄付ができる可能性がありますので、調べてみると良いでしょう。
【注意】制服を売るのはメルカリの規約違反!
教科書と同じく学校卒業後不要となるのが「制服」です。学校を卒業したら着ることはもうないでしょう。
捨てるのももったいないしメルカリで売ろうと考えてしまうでしょうが、実はメルカリで学校制服を売る事は規約違反となります。
また他のフリマアプリでも基本的には制服の出品は出来ません。
メルカリで制服を出品した場合、出品停止や最悪利用停止になってしまうことがありますので、制服をメルカリで売るのはやめましょう。
まとめ
メルカリでは、教科書を売ることはルール的に可能でした。ごみにならずお金にできるので、メリットも多かったですね。
しかし一方でリスクも高く、最悪の場合犯罪に巻き込まれてしまう危険性もあることは覚えておかなくてはなりません。
現状、メルカリで教科書を販売して事件に巻き込まれたケースはないようですが、用心に越したことはありません。
また他人に譲る手段としては「寄付」という形もあります。こちらも非常におすすめの方法です。
メルカリで教科書を売る場合には、リスクについて十分理解してから行うようにしましょう。